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エコキュートの容量は家族人数だけで決めない!失敗しないタンク容量の選び方

エコキュートを選ぶ際に「どのくらいのタンク容量を選べばいいの?」「家族の人数だけで決めても大丈夫?」と迷っていませんか?

実は、エコキュートのタンク容量は家族の人数だけで決めるものではありません。なぜなら、同じ家族人数でもシャワーを使う時間や入浴方法、季節などによって必要なお湯の量が異なるためです。

この記事では、エコキュートのタンク容量の違いや家族人数の目安、容量を選ぶ際に確認しておきたいポイントについて分かりやすく解説します。

この記事を読めば、ご家庭のお湯の使い方に合ったタンク容量が分かり、お湯切れや容量選びで後悔するリスクを減らせます。エコキュートの購入や交換を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュートのタンク容量とは?

エコキュートのタンク容量とは、貯湯タンクに貯めておけるお湯の量を表しています。
家族人数やお湯の使い方に合わせて選ぶことが大切です。

エコキュートの一般的なタンク容量

家庭用エコキュートには、家族人数やお湯の使用量に合わせて複数のタンク容量が用意されています。

一般的なタンク容量

  • 370L
  • 460L
  • 550L

このほかにも、メーカーやシリーズによっては300L台のコンパクトタイプや、550Lとは異なる大容量タイプなどが用意されています。

タンク容量が大きくなるほど多くのお湯を確保しやすくなりますが、必要な容量は家族人数だけでは決まりません。
同じ4人家族でもシャワーを使う時間や湯船への湯はり、キッチンでのお湯の使用量などによって必要な容量は変わります。
メーカーが示している家族人数を目安にしながら、普段のお湯の使い方に合ったタンク容量を選ぶことが大切です。

タンク容量と実際に使えるお湯の量は異なる

エコキュートに表示されている「370L」や「460L」などの数字は、貯湯タンクに貯められるお湯の容量を表しています。家庭で実際に使える40℃前後のお湯の量を表しているわけではありません。

エコキュートの貯湯タンクにはシャワーやお風呂で使う温度よりも高い温度のお湯が貯められています。
シャワーや蛇口からお湯を出すときはタンク内の高温のお湯に水を混ぜ、設定した温度まで下げて使用する仕組みです。

例えば370Lのタンクに貯められているお湯を40℃程度に調整して使用する場合、実際にシャワーやお風呂などで使える湯量は370Lより多くなります。

ただし、タンク内のお湯にどのくらいの水を混ぜられるかによって、実際に使える湯量は変わります。水道水の温度が高ければ混ぜる水の割合を多くできますが、水道水の温度が低ければ、より多くの高温のお湯が必要です。

湯量に影響を与える要因

  • タンク内のお湯の温度
  • 水道水の温度
  • 設定している給湯温度

特に冬は水道水の温度が低いため、設定温度まで上げるにはタンク内の高温のお湯を多く使います。そのため、同じタンク容量でも夏より使える湯量が少なくなる傾向があります。

タンク容量が大きいほどよいとは限らない

お湯切れが心配だからといって、必要以上に大きなタンク容量を選べばよいわけではありません。
大容量のタンクには、次のようなデメリットがあります。

  • 本体価格が高くなる
  • 広い設置スペースが必要になる
  • 必要以上にお湯を沸かす場合がある

一般的に、タンク容量が大きくなるほど本体価格は高くなる傾向があります。また、貯湯タンクのサイズも大きくなるため、設置場所が限られる場合があります。

電気代については、大容量だから必ず高くなるわけではありません。ただし、実際の使用量以上にお湯を沸かせばその分の電力を消費します。

お湯切れを防ぐための余裕は必要ですが、大きすぎる容量を選ぶ必要はありません。家族人数やお湯の使用量に合った容量を選ぶことが大切です。

家族人数に合ったタンク容量の目安

エコキュートのタンク容量は、家族人数を一つの目安として選べます。一般的な目安は次のとおりです。

タンク容量と家族人数の目安

  • 370L:3~4人程度
  • 460L:4~5人程度
  • 550L:5~7人程度

※家族人数の目安はメーカーや機種によって異なる場合があります。

370Lが向いている家庭

370Lは、3~4人程度の家庭で検討しやすい容量です。
家族人数が少なく、シャワーや湯船などで使うお湯の量がそれほど多くない家庭に向いています。
大容量タイプと比べて貯湯タンクがコンパクトな機種が多いため、設置スペースが限られている場合にも選択肢となります。
ただし、家族全員が長時間シャワーを使うなど、お湯の使用量が多い家庭では容量が不足する可能性があります。

460Lが向いている家庭

460Lは、4~5人程度の家庭で検討しやすい容量です。
毎日湯船にお湯を張る家庭や、家族それぞれがシャワーを使うなど、370Lではお湯切れが心配な場合に選択肢となります。
子どもの成長などによって将来的にお湯の使用量が増える家庭では余裕を持たせて検討するとよいでしょう。

550Lが向いている家庭

550Lは5人以上の家族など、お湯の使用量が多い家庭で検討しやすい容量です。
家族人数が多い家庭では、入浴だけでなくキッチンや洗面などで使うお湯も増えます。
来客や親族の宿泊が多く、一時的にお湯の使用量が増える家庭にも向いています。

ただし、家族人数が多いからといって必ず550Lが必要とは限りません。普段のお湯の使い方も確認したうえで、適切な容量を選びましょう。

家族人数だけでタンク容量を決めない

タンク容量を選ぶ際は家族人数が目安になりますが、同じ人数でも必要なお湯の量は家庭によって異なります。普段どのようにお湯を使っているのかまで確認しておきましょう。

シャワーの使い方で必要な湯量が変わる

同じ家族人数でも、シャワーの使い方によって必要なお湯の量は異なります。

例えば、家族全員が朝と夜の2回シャワーを浴びたり、一人ひとりの使用時間が長かったりする家庭では1日に多くのお湯を使用します。
一方、シャワーを短時間で済ませる家族が多い家庭や、毎日シャワーを使わない家族がいる場合は、同じ家族人数でもお湯の使用量は少なくなります。

「4人家族だからこの容量」と人数だけで判断すると、実際のお湯の使用量とタンク容量が合わない可能性があります。

タンク容量を選ぶ際は家族人数だけでなく、家族それぞれがシャワーを使う回数や時間も確認しておきましょう。

湯船やキッチンでもお湯を使用する

タンク容量を選ぶ際は、シャワーの使用量だけでなく、家庭全体で1日にどのくらいお湯を使うかを考える必要があります。
特に毎日湯船にお湯を張る家庭では入浴に使うお湯の量が多くなります。さらに、キッチンでの洗い物や洗面などでもお湯を使うため、それぞれの使用量を合わせて考えることが大切です。

日常でお湯を使う場面

  • 日常でお湯を使う場面
  • シャワー
  • キッチンでの洗い物
  • 洗面や手洗い
  • 浴槽のお湯の足し湯

追いだきは浴槽に新しいお湯を追加する機能ではありませんが、タンク内のお湯の熱を利用して温め直すため、貯めている熱を消費します。

同じ家族人数でも、湯船に入る頻度やキッチンなどでのお湯の使い方によって必要な湯量は変わります。タンク容量を選ぶ際は、家庭全体のお湯の使い方を確認しましょう。

冬はお湯を多く消費しやすい

タンク容量を選ぶ際は季節による違いも考慮する必要があります。
冬は水道水の温度が低くなるため、同じ40℃程度のお湯を使用する場合でも、夏よりタンク内の高温のお湯を多く混ぜる必要があります。
同じ入浴方法でもタンクのお湯の減りが早くなりやすいのが特徴です。

例えば、夏はお湯切れを気にせず使えていても、冬になると残湯量が少なくなり沸き増しが必要になることがあります。
エコキュートは10年以上使用する設備です。タンク容量を選ぶ際は、現在の使用量だけでなく、お湯を多く使いやすい冬でも余裕があるかを考えて選ぶことが大切です。

タンク容量が合っていないとどうなる?

タンク容量は、小さすぎても大きすぎてもデメリットが生じる可能性があります。お湯切れを防ぐだけでなく、費用や設置スペースも考えて適切な容量を選びましょう。

小さすぎるとお湯切れしやすくなる

家庭のお湯の使用量に対してタンク容量が小さいと貯めていたお湯を使い切りお湯切れを起こしやすくなります。

特に注意したいのは普段よりお湯の使用量が増える場面です。

お湯の使用量が増える場面

  • 家族全員が長時間シャワーを使った
  • 来客があり入浴する人数が増えた
  • 朝と夜の両方でシャワーを使った
  • 冬になってお湯の使用量が増えた

残湯量が少なくなった場合は必要に応じて「沸き増し」を行い、お湯を追加で沸かすことができます。ただし、お湯を沸かすには時間がかかります。入浴中に不足してから沸き増しを始めてもすぐに大量のお湯を使えるわけではありません。

頻繁にお湯切れを心配するような使い方にならないよう、普段の使用量にある程度余裕を持った容量を選ぶことが大切です。

頻繁な沸き増しで電気代に影響することも

タンク内のお湯が不足するとエコキュートは必要に応じて追加でお湯を沸かします。この「沸き増し」が頻繁になると電気代に影響する可能性があります。

エコキュートは契約している電気料金プランや設定などに合わせてお湯を沸かします。沸き増しを行った時間帯の電気料金によっては通常の沸き上げより電気代が高くなる場合があります。

昼間に沸き増しをしたからといって必ず電気代が高くなるとは限りません。太陽光発電を利用している家庭や時間帯による料金差が小さいプランなど、家庭の電力環境によって状況は異なります。

タンク容量が不足して頻繁に沸き増しが必要になる状態は避け、普段の使用量に合った容量を選びましょう。

容量不足が心配なら少し余裕を持たせる

タンク容量を検討した結果「この容量ではギリギリかもしれない」と感じる場合は、少し余裕のある容量を検討しましょう。

例えば、家族人数では370Lが目安でも、シャワーを長く使う家族が多い、毎日湯船にお湯を張るなど、お湯の使用量が多い家庭では460Lを検討する方法があります。

ただし、余裕を持たせるからといって、必要以上に大きな容量を選ぶ必要はありません。
例えば、2人暮らしで普段のお湯の使用量も少ない家庭が、6~8人程度を想定した大容量タイプを選ぶと容量を持て余す可能性があります。

タンク容量は購入後に簡単に変更できないため、ギリギリの容量は避けつつ、大きすぎないこともポイントです。家族人数と普段のお湯の使用量を基準に、少し余裕を持たせた容量を選びましょう。

自分の家庭に合ったタンク容量の選び方

タンク容量を選ぶ際は、家族人数を基準にしながら、現在のお湯の使い方や将来の生活まで考えることが大切です。ここでは、容量を決める際に確認したいポイントを紹介します。

家族人数と現在のお湯の使い方を確認する

初めてエコキュートを選ぶ場合は、家族人数による目安を確認したうえで、普段のお湯の使い方をチェックしてみましょう。

次の項目で当てはまるものが多い家庭は、お湯の使用量が多くなる傾向があります。

お湯の使用量をチェック

  • 毎日湯船にお湯を張る
  • 家族全員が毎日シャワーを使う
  • シャワーを長く使う家族がいる
  • 朝と夜の両方でシャワーを使うことがある
  • キッチンや洗面でお湯を使うことが多い
  • 家族が続けて入浴せず、入浴時間が離れている
  • 来客や親族が宿泊する機会が多い

当てはまる項目が多いからといって、必ず大容量のタンクが必要になるわけではありません。家族人数だけで選んだ場合よりも多くのお湯が必要になる可能性があります。

例えば、家族人数の目安では370Lが候補でも多くの項目に当てはまる場合は460Lも含めて検討するとよいでしょう。

チェック結果を参考に、家族人数の目安と実際のお湯の使い方の両方から適切な容量を検討しましょう。

将来のお湯の使用量も考える

エコキュートは長期間使用する設備です。現在のお湯の使用量だけで容量を決めず、将来的にお湯の使用量が変化する可能性についても考慮しておく必要があります。

例えば、小さな子どもがいる家庭では成長とともにシャワーを使う時間が長くなったり、朝にもシャワーを浴びるようになったりすることがあります。
家族が増える予定や親との同居を考えている場合も、必要な湯量は変わります。
親族や友人が宿泊する機会が多い家庭では、一時的にお湯の使用量が増えることも考えておきましょう。

将来起こるか分からない変化をすべて想定する必要はありませんが、現在の使用量だけでギリギリの容量を選ばず、数年先の生活も考えて少し余裕を持たせることが大切です。

迷ったら専門業者に相談する

家族人数やお湯の使い方を確認しても370Lと460Lなど、どちらを選べばよいか迷うことがあります。その場合は、エコキュートの施工実績が豊富な専門業者へ相談するのも一つの方法です。
専門業者に相談する際は、次のような情報を伝えておくと容量を検討しやすくなります。

専門業者に伝える情報

  • 家族人数
  • 現在のお湯の使用状況
  • 設置できるスペース
  • 予算

容量だけでなく、設置スペースや希望する機能なども含めて確認してもらえばご家庭に適した機種を選びやすくなります。
「お湯切れが心配だから、とりあえず大容量を選ぶ」のではなく、家族人数や生活スタイル、設置環境などを総合的に考えてタンク容量を選びましょう。

まとめ

エコキュートのタンク容量には370L・460L・550Lなどがあり、家族人数は容量を選ぶ際の大きな目安になります。ただし、同じ人数でもお湯の使用量は家庭によって異なるため、家族人数だけで容量を決めるのはおすすめできません。

シャワーを使う時間や回数、湯船への湯はり、キッチンや洗面での使用状況など、家庭全体のお湯の使い方を確認しましょう。冬場はお湯の使用量が増えやすいことや、子どもの成長などによって将来的に必要な湯量が変化することも考えておくと安心です。

どの容量が適しているのか迷った場合は、エコキュートの専門業者へ相談してみましょう。家族人数や生活スタイル、設置環境などを確認したうえで、ご家庭に合ったタンク容量を選ぶことが長く快適にエコキュートを使用することにつながります。

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